Table of Contents
エレベーター・車中・避難所のトイレはどうする?
大地震によって、エレベーターや車中の密室に閉じ込められたり、避難所でトイレを使用するために数時間並ぶという例もあり、そんな時携帯のトイレを持っていると便利です。
災害時には、飲食料や衣料の確保とともに、トイレ・衛生対策が重要です。
命ある限り、食べて排泄という体の循環は決して止めることはできません。
そして、水や食料はある程度我慢ができたとしても、排泄を我慢することは生理現象としてできません。
過去の震災では、トイレに行く回数を減らしたいがために、水分を控えたことで慢性的な脱水状態となってしまい、その結果「血栓」ができやすいことが知られています。
長期に渡る避難所での生活では、あらかじめ防災用のトイレを用意できますが、突然出先で遭遇してしまう突然の大地震では、心と体の準備ができていないので、密集している場でもトイレにいきたくなる現象は避けられません。
トイレに行くことを我慢すると体への影響はどうなるのでしょうか。
トイレに行くことを我慢するとどうなる?
尿は腎臓が老廃物や余分な水分をろ過したもので、膀胱に運ばれ貯められています。
膀胱は伸縮する筋肉でできており、尿でいっぱいになると膨らんでより多くの尿を貯めれるようになっています。
膀胱は約500mlほどの尿を貯められますが、実際はその半分以下の200ml程度で、脳に「トイレに行きたい!」と情報が伝えられます。
多少なら体に問題はありませんが、我慢のしすぎると膀胱で雑菌が繁殖する“膀胱炎”などの病気になります。
下腹部の痛みや血尿を引き起こしたり、我慢しすぎることで膀胱は破裂して死に至ることもあります。
防災用品や100円均一で、コンパクトな簡易トイレは販売されていますので、何か用意をしましょう。
しかし、1回分だったり、形状を安定さすために紙が入っているのでかさばったりします。
100円均一のキッチン用品で代替できるものも用意して携帯しています。
究極のトイレはキッチン用品「フリーザバッグ」が便利
私は100円均一のものを1つ携帯していますが、全くかさばらない袋で口を完全に閉じられる袋を所持していると便利です。
普通のビニール袋は用を足す時に形が作りにくいのですが、“フリーザバッグ”は用を足すときは、外側に折り曲げることで、袋の幅分を大きく開くことで、形状が安定してます。
そして「フリーザバッグ」はマチがあるモノを選ぶことで、床にも安定して置くことができます。
私は100円均一の“セリア”で購入したのですが、いくつか試してみましたが、「食パン用」が一番使いやすいと思いました。
帰宅難民になった時…どうしてもトイレが見つからない場合は、背に腹は代えられません。
100円均一の代替品アイデア防災グッズ
普段の通勤やおでかけで非常用のバッグを持ち歩くわけにはいかないので、ひとつづつ紹介していきます。
今回は100円均一で用意できる「簡易トイレ」に替わるものですが、フリーザバッグは別の用途でも使える便利なものです。
バッグの中に1枚でもいい…入れておくと、もしもの時必ず役に立ちます。
防災用として販売されているものは、とても便利ですが、家族全員のものを揃えようとすると家計的に厳しいですね。
100円均一のもので、防災用品に限らずキャンプ用品やキッチン用品には考え方次第で、十分に代替できるものが多いので、我家で揃えているもの…そして、防災士としてこれだけは用意しておいた方がよいものをお伝えしていきます。
次回は、今回紹介したフリーザバッグと共に持っていると便利なモノを紹介します♪
【100円アイデア防災グッズ】消臭ポリ袋は携帯用と非常用を用意
- 日々の防災
■ 南海トラフ・首都直下地震!大丈夫と思う「正常性バイアス心理」危険性
■ 「防災の日」災害被害0次から3次とレベル別に用意するものリストと避難方法を確認!
■ 外出時の地震!もしも…に備える持ち物“最低限必要な物チェック”
■ 外出時の地震!もしも…に備える気持ち“防災危険3つのチェック”
■ 大型地震の前兆現象スロースリップ!必要な水量と食料などのローリングストック法”
■ 災害時一番に持ち出す大切な物!災害経験者:家族歴史写真などの保管のコンパクト化! - 決めておくこと
■ 地震災害発生の前後行動を家族で話し合い決めておく「5つのルール」 - 生活について
■ 台風!窓ガラスのガラス飛散防止|養生テープ・マスキングテープ100均~300円
■ 被災後の基本「在宅避難生活」避難所で配給を受けられるとは限らない
■冬の防災ライフラインがストップ「冷えた体を温める必要なモノ15選」内側対策編
■冬の防災-ライフラインがストップ「冷えた体を温める必要なモノ15選」外側対策編
■ 災害時の避難“車中泊”5つの利点と難点!ガソリン満タンが備え
■ 災害緊急時に便利「紙コップでお湯を沸かす」おすすめ固形燃料はコレ!
■ 長期避難防災グッズ【火鉢】暖を取るだけでなく貴重なお湯が沸かせる - 健康について
■冬の防災「体温低下時の健康ダメージ」回避するための「寒冷非常時に用意する15選」
■被災後だからこそ「健康を守る」4つのポイントに注意! - 食事について
■冬の防災ライフラインがストップ「冷えた体を温める必要なモノ15選」内側対策編
■災害時これだけは備えたい「10の役立つ道具」食べるために絶対必要 - 衛生について
■地震災害時のトイレ事情!対処を間違えると床が便だらけ?用意したい防災グッズ - 用意してくと便利なもの
■ 地震・水害【車での備え】注意する避難行動と防災グッズ15選
■ 252生存者あり「SOSサバイバルキット」災害を想定し携帯コンパクトタイプを用意
■ 災害時の電源供給は移動式蓄電池&ソーラーパネル!ポータブル冷温庫が使えた
■ 災害時の停電で水と電気を確保!「ペットボトル用ソーラーライト」
■ 災害緊急時に便利「紙コップでお湯を沸かす」おすすめ固形燃料はコレ!
■ 長期避難防災グッズ【火鉢】暖を取るだけでなく貴重なお湯が沸かせる - 100円均一で用意できるアイデア
■ 【100円アイデア防災グッズ】携帯用の防災グッズ15選!揃えて帰宅難民の覚悟を!
■ 【100円アイデア防災グッズ】携帯トイレはフリーザバッグが便利
■ 【100円アイデア防災グッズ】消臭ポリ袋は携帯用と非常用を用意
■ 絶対用意して!黒ビニール袋アイデア10選:100均を防災用品に