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無添加問題と食の考え方
私は普段の生活では、小さな孫や高齢者と同居していることもあり、できるだけ科学的な添加物・化学調味料などは使用しないようにしています。
しかし、添加物ゼロ生活は難しいのが現状ですが、無添加と謳っている商品でも代替物を添加している場合もあるので、自分の購入したものを信じるしかありません。
普段の生活でできるだけ自然に近いモノを…と思うのは、外食や災害用も含め、様々なモノを食べなければならない状況が多いからこそ、自宅では“食”に気をつけたいのです。
そして、添加物が入っていても、食するものであるならば、すべてのものを心から感謝していただく…。
そう孫たちには伝えていきたい。
家庭料理では栄養や素材の安全性を意識して、台所管理をしていく…というのが、私の考えです。
災害時、食べられる状況にあるだけでも、感謝すべきこと。
飽食の時代、災害時おいしく食べられる“食”を考えられるのは、今自分の置かれている状況が平和だからです。
被災して苦しい思いをされた方々が、「同じことにならないように…」という思いで、多くの情報を発信してくれているのだから、やはり真剣に備蓄に関して準備していきたいと思います。
在宅避難であっても、モノが長い間入手できない状況だと、健康管理の面から「野菜不足」が深刻な問題になります。
乾燥野菜からフリーズドライ・缶詰と様々な材料がありますが、今回は「野菜ジュース」について考えます。
「1本で1日に必要な野菜のジュース」批判例
「1日に必要な野菜が取れる」というジュースには、様々な批判意見があります。
2007年『1本で1日分の野菜』実は栄養不足という報道あったからです。
厚生労働省が、健康を維持するには成人1日当たり350g以上の野菜を取ることを推奨しています。
各メーカーは、その数字を基に、1日に必要な野菜350g分を計算上ジュースに入れたのであって、野菜350g分の栄養素が入っているわけではない…と言われていました。
野菜ジュースは野菜を加熱して6分の1の体積に濃縮してケチャップのような状態にして、後で水を加えて調整しています。
そう…平和な時は商品に難点があると、批判の原因にもなりますし、普段の食生活で野菜を食べればいいだけのこと…と思われがちです。
私自身も普段の生活では、あまり野菜ジュースは飲んでいません。
でも、ほとんど野菜を食べる機会のない独身の方や、食べたくても食べることができない被災時には、とても貴重な栄養素になることもあると思うのです。
添加物が入っているだろう…加工方法に疑問を感じる…香料でごまかしているのではないか…。
そのような情報は平和の時に重要視されることで、決定的な野菜不足になった時、あなたはどう判断しますか?
私は、野菜ジュースをもしもの時のために、備えておく選択をしました。
1日350gの野菜を食べよう!-厚労省の基準から
東洋経済の記事で、1日350gの野菜が摂れる野菜ジュースのメーカーである伊藤園とカゴメの記事がありました。
伊藤園では、「野菜350g分使用」としていますが、野菜を540g分使っていますが、食物繊維などの搾りかすを全部取り除いていますが、水溶性の食物繊維(難消化性デキストリン)は野菜ジュースの中に若干残り、食物繊維を後から添加しています。
そして、ビタミンCは熱で壊れやすいのですが、アスコルビナーゼの働きを、熱で止めてビタミンCを保つ面がありますが、まだ不足なのでビタミンCを添加しています。
脂溶性のビタミンAとビタミンEは熱ではあまり飛ばないので残り、ミネラル類(カリウム、マグネシウムなど)はほとんど残っていますが、カルシウムは添加しているとのことです。
化学的な成分の組み合わせだけで作る合成香料は一切使用せず、天然香料のみです。
そして、野菜の産地なのですが、伊藤園は2008年春からは一切中国産のものは使わず、トレーサビリティは確実に取れる管理下で製造しているようです。
カゴメの野菜ジュースの栄養面は、鉄分やナトリウム、カリウムなどのミネラルや、野菜の色素であるカロテノイドなどです。
添加物は使用していませんが、野菜の中には中国産があります。
中国には「中国品質保証事務所」があって、品質保証基準に適合しているかどうかを監査しているとのこと。
そして、野菜ジュース全体の話ですが、硝酸態窒素の含有量の問題があります。
しかし、硝酸態窒素の含有量は、ゼロではありませんが、ジュースよりも、生野菜を食べた方が多くの硝酸塩(硝酸態窒素)が摂取されていることから、野菜ジュースだから不安ということなないようです。
伊藤園の「1日分の野菜」とカゴメの「野菜一日これ一本」の大きな2つの違い
伊藤園–栄養成分を添加しているが、中国産の野菜は使用していない。
カゴメ–添加物は使用していなが、中国産の野菜を一部使用している。
どのように判断するかは、どちらがいいのか…と個々で考え方が違うと思います。
災害用「1本で1日に必要な野菜のジュース」用意!避難生活で野菜不足を補う
非常食や配給は、空腹を満たすには良いのですが、どうしても炭水化物が中心のものになりがちです。
栄養が偏った食事が続き、体調不良の原因になる報告が多くあります。
長期の避難生活になるほど、野菜不足は深刻になります。
日々での生活で「野菜ジュース」を購入して飲むという習慣はありませんが、たまにトマトジュースや野菜ジュースがスーパーで安価で売られているとき、飲んでいます。
そして、缶の野菜ジュースは長期保存できて備蓄に便利なタイプがあります。
ローリングストック法によってまわしていくので、1ケースでも3年の保存期間だったら十分消費できますね。
そのまま飲んでもいいのですが、マカロニやチーズを加えて温かいスープにしてもおいしいです。

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