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災害時だからこそ「栄養不足にならない!」に心がける
災害時、どんなに元気に過ごしている人でも、必ずと言ってもいいほど、ストレスを感じています。
被害が大きければ大きいほど、復旧に時間と気力・体力が必要で、発災時から自宅を片づけたり仕事などの未来への不安もあって、相当なエネルギーを必要とします。
そんな時、一番大切なのは、「脳が安心して食事ができるか?」ということ。
人は、被災時の命をつなぐ「食生活」によって、心を満たすことができ、それは「日常の食事」が一番心が安定するという記事を書きました。
防災として、非常食は特別なものではなく、日常を意識して備えることが一番です。
明日への活力のために、栄養バランスが整っていればいるほど、「力」がつきます。
備えとして準備次第で、栄養面を考慮したメニューが簡単につくることができ、そのメニューで自分や家族が健康であることを維持して、復旧に向けて頑張っていくことができます。
震災などの災害で、広範囲の地域で長期の避難生活になればなるほど、食事には気をつけなければなりません。
ストレスから人を救うのは、まず、生きる糧である「普段の食事」です。
非常食である食料を30日分は用意したい理由
普段の食事に近いものと言っても、被害の状況によって、避難所生活によって、一日おにぎり1個かもしれません。
でも、もし飴やキャラメルを持っていたら、それだけでも人はホッとするのです。
避難所にいけばどうにかなると錯覚して、備えをしていないと、何も食べるものがないという状況になりかねません。
被災後の基本は「在宅避難生活」です。
避難所で配給を受けられるとは限らないことを知ってください。
リンク被災後の基本「在宅避難生活」避難所で配給を受けられるとは限らない
大きな災害であればあるほど、何もないスーパーで長い列に並んで食料を求めることもなく、自宅で日常の食事ができるようにしておくことは、自分のため、家族のためなのです。
まずは、食べること・生き抜くこと。
そして、在宅避難で、いつもの場所で慣れ親しんだ食事をして脳を安心させる。
在宅避難であれば、備えによって食事を摂ることができます。
その備えによって、体を健康に保ち、明日への活力にして復旧作業ができるのです。
栄養バランスが取れた食事は、心身の健康を保つことができる上、脳が活性して未来に向けて元気に活動することができます。
災害時「栄養不足にならない備蓄方法」栄養バランス
普段は、栄養バランスを意識していない人でも、できることなら災害時こそ、食事の栄養バランスを意識してください。
ショックで食べる気持ちになれないかもしれません。
しかし、一杯の味噌汁とごはんで、未来に目を向けられる。
生きることって、そういう身近なことなのです。
主食の炭水化物は明日への活力になる
普段ダイエットの食事生活で炭水化物を摂らないようにしている人も、生命活動をするのに不可欠なおにぎりやパンは必ず摂ってください。
避難所でおにぎりやパンが配られるのも、手軽であることもありますが、まず生命維持・活動のために配られます。
毎食、炭水化物である、ごはん・パン・もち粉・うどん・そば・中華麺・スパゲッティ・ビスケット・シリアルなどを摂るようにします。
主菜で大切なたんぱく源に!
普段はジュージューと焼肉!噛めば噛むほど味が染みわたる魚料理…と、心も体も満たす主菜。
しかし、避難生活では、イメージ通りではないかもしれません。
しかし、普段から避難生活でもたべるであろうメニューは、食べておくようにして「自分流」を作っておきましょう。
TOMOIKUでは様々な角度からメニューを制作していますので、参考にして「自分流」にアレンジしてください。
災害時には物流が止まっているため、新鮮な肉や魚は入手できません。
缶詰などをアレンジすることになると思います。
しかし、缶詰などの魚は栄養豊富!
普段でも様々な缶詰を料理するようにしましょう。
体をつくるたんぱく源で、植物性である「大豆」も災害時には大活躍してくれると思います。
肉の代替として、大豆の乾燥された肉風の食感を得ることができる加工品も販売されています。
TOMOIKUでは、様々なレシピや加工品の紹介をしていきますので、是非参考にしてください。
副菜はビタミン・ミネラル・食物繊維などが摂れるように
避難生活で最も不足するのが、ビタミン・ミネラル・食物繊維などです。
地震による災害は広範囲にわたって被災者がいます。
物流がとまっている中、野菜類などがすぐに入手できません。
避難所で生活している方々に配給されているおにぎりやパンしかないという状況を考えると、副菜は贅沢なのかもしれません。
しかし、その人達のためにも、健康で活動できる人は健康を維持して復旧に向けて力を蓄えてほしいと思います。
ビタミン・ミネラル・食物繊維などが摂れる副菜は、野菜・いも類・きのこ類・海藻類です。
この4点は乾燥物になっているものが豊富にあります。
乾燥物はお日様にあてて乾燥することで、栄養がアップする優れもの。
是非、災害食に加えてほしいので、レシピも多く用意していきます。
更に加えたいのは、乳製品や乳酸菌類です。
生鮮食品が市場にはなかなか出回らないので、うまく補うことも考えなければなりません。
乳製品で期待されるカルシウムは、煮干しなどで補えますが、乳酸菌は粉状になっているものを利用することも視野に入れておきましょう。
災害時こそ、心を潤すフルーツやお菓子「食事+α」嗜好品は重要
我家のお嫁さんが、たくさん用意しているフルーツの缶詰を見て、どれだけ贅沢な避難生活をするの?…と笑っています。
小さな孫だけではなく大人も、「食事+α」で心が落ち着き、幸福感を得ます。
災害時だからこそ、+αが必要だと思います。
山で遭難した人が、キャンディーやキャラメル・チョコレートで、空腹をしのいでいたという話はよく聞きます。
お菓子と嗜好品は、糖分が補給され脳の働きを活性化するので、危機を感じた時にはとても有効なのです。
そして、普段飲んでいるお茶・紅茶・コーヒーなど、温かい飲み物は心をホッと和ませてくれます。
被災時であっても、在宅避難をしている方は、栄養バランスを考え、主食・主菜・副菜・乳製品・果物などを意識して摂るようにしましょう。
そのためにも、備蓄が重要になります。
ローリングストック法を利用することで、無理なのない日常食生活をおくり、知らず知らずのうちに1カ月分ぐらいの備蓄はできてしまいます。
家族や自分の好みのモノを、家族の人数・年齢・思考に合わせてバランスよく備えるようにしましょう。
はじめは、1週間の献立。
そして2週間…3週間と増やして、30日分の備えを整えていくのが理想だと思います。
乾物や缶詰など消費期限が長いので、収納場所があるようでしたら、予備としてストックすると、安心できるのではないでしょうか。
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