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さば缶は非常食&日常で余さず摂取を!
一大ブームになった「さば缶」
健康を意識した食事の中で、さば缶は外せなくなりました。
日本人に多い病気として、ガン 約30%・心疾患約 15%・肺炎 約10%・脳卒中 約9.8%…というように、ガンと血管が関係した病気(心筋梗塞、脳卒中、脳梗塞、動脈硬化など)が多い順番なのがわかります。
血管に関連する病気は「生活習慣病」とも言われ、食の改善で予防ができます。
肉食中心で、塩分濃いめの食生活が多くなっていることが一つの原因とも考えられています。
日常の食生活で、さば水煮缶を食生活に取り入れることで、健康のリスクが軽減できることがわかってきました。
缶詰についての記事
日常で摂りにくい魚の骨や血合をさば水煮缶で!
さば缶の製造は、さばを生のまま缶に詰めてから圧力釜の熱処理をしています。
その缶詰加工によって、骨まで柔らかくなり、皮も避けることなく食べられ、魚をさばく際に取り除いてしまう「血合」も入っているので、生のさばよりも栄養価を余すことなく食べることができます。
血合にはビタミンDが入っています。
そして缶の中の煮汁には、魚から流れ出る栄養分や、魚の油に多量に含まれるEPA、DHAが閉じ込められた状態になっています。
そのため、さば缶の汁は捨てずに使いましょうと言われる所以です。
缶の煮汁にも多くの栄養素が含まれています。
缶の中の煮汁には脂が浮いています。
それこそが青魚のEPAやDHAが多く含まれているので、さば缶の煮汁は捨てないで、必ず食べたり飲んだりしましょう。
さば缶の栄養と効果
EPAは内臓脂肪を減らし動脈硬化や高血圧予防になり、DHAは脳を活性化させる働きが期待され、EPAとDHAの相乗効果でやせるホルモン(GLP-1)の分泌が促進されます。
やせるホルモン(GLP-1)は、中性脂肪をつきにくくし、血糖値の上昇を抑え、満腹感を維持させます。
骨を丈夫にするのはカルシウムですが、その吸収をよくするのがビタミンDで、バランスが良い上に多く含まれています。
カルシウム量として、100g中、生のさばは6㎎ですが、缶詰になると260㎎なので、缶詰になると約43倍になります。
ビタミンB12も含むため、悪性貧血を予防する効果があります。
効果は様々な相乗効果があるので、言い尽くすことができませんが、代表的な効果をあげました。
脳や骨と血管に効果が期待できるものは、体全体をつくることができます。
さば味噌煮や味付けの缶詰の利点と難点
さば缶には、水煮・味噌煮・醤油煮などの種類があります。
私は自分の好きな味にできるという料理のしやすさから、水煮缶を多めに購入していますが、EPA をより多く摂れる「味噌煮缶」です。
味噌に含まれるイソフラボンが、酸化を防いでくれるので栄養価で考えると、味噌煮のサバ缶を選ぶのが良いということになります。
しかし、水煮缶でも塩分が気になります。
味噌や醤油の味付けをしているさば缶は、水煮缶よりも多いので、カリウムを含んで利尿作用のある食材といっしょに食べるようにするといいですね。
さば缶のメリットと選び方と食べごろ
調理済みで手軽に料理ができる上に栄養満点!比較的価格がリーズナブルなのも嬉しいですね。
同じさばでも、季節によってDHAやEPAの含有量に大きな差があります。
“旬”である秋冬に水揚げされたさばを使ったサバ缶は栄養価が高いので、秋から冬の製造月を選ぶようにしましょう。
質の良いさば缶であるならば、賞味期限が近い方がよく“食べごろ”という説があります。
その「質の良い缶詰」って、何なのでしょう…。
環境ホルモンの問題があるので、なかなか食べる時期に関しては難しい問題です。
次は安全な缶詰について書きました。
安全な「さば缶詰」は?
何を基準に「安全な缶詰」とするのか…と考えた時、やはり不要な添加物がなく、環境ホルモンの影響のないもの…と思います。
私は2点のさばの水煮を選んでいます。
まず、天然塩を使用して、化学調味料が無添加なもの。
缶詰なので、無添加なものは作れるはずなのですが、人好みしそうな味を加えているものが多いです。
創健社の「さば水煮」は、西日本で水揚げされた鯖を「地中海の天日塩」を使い、化学調味料を使用していません。
創健社の商品は健康を意識したお店で売られているので、街のスーパーでは出会えないと思います。
私は楽天のネット販売で購入しています。
缶詰の全商品には環境ホルモン「BPA|ビスフェノールA」の問題があります。
厚生労働省HP:ビスフェノールAについて
現在の缶詰では避けられない商品が多く、BPA低減とフィルムラミネート技術を採用しているメーカーさんはありますが、まだまだ探すのが大変です。
BPAに関しては最近その危険性がだいぶ一般的に浸透してきたので、これからも改善されていくと思います。
代表的なメーカーさんは「マルハニチロ」さんです。
マルハニチロさんの「さば缶」はBPA問題にも取り組み、減塩もされているおすすめの「さばの缶詰」です。
長期保存を検討されている方は、「BPA」が汁に流れ出しても安心できる「マルハニチロ」さんの缶詰を選ぶといいですね。
時間の経過とともに汁に流れ出ると言われているので、環境ホルモンが気になる方は長期保存可能である缶詰でも早めに食べた方がいいと私は思っています。
非常食には「さば缶」を備える
いつ起こるかわからない災害。
被災後、冷蔵庫内のたんぱく源の食材である肉や魚は数日でなくなります。
その後は、大災害であるほど、野菜や肉・魚は入手しにくくなります。
非常食としてストックしておく食料は、レトルトや缶詰になりますが、効率よく栄養を摂るには「さば缶」が一番だと思っています。
水煮であることで、味付けもいろいろ考えられたり、味噌味はその汁を利用して食べ合わせられ栄養も多い…。
好みで様々な缶詰を試して食べてみましょう。
さば缶の賞味期限は、メーカーにもより違いますが、製造日からおよそ3年と長いので、ストックしやすいですね。
さば缶をローリングストック法で備えておくと、もしもの時に役立ちます。
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