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防災食&日常食で取り入れたい
長期保存ができ、無添加であるものが多く、旬の時に収穫していることが多いので、旬の栄養が豊富。
その上、缶に栄養を閉じ込めているので、栄養が流れ出すこともなく、大量につくることができるので、リーズナブル。
説明していると、缶詰を非常食と捉えるのは、とってももったいないです。
もちろん生の食材の方が優れている点があり、野菜の酵素などはやはり生で食べる必要があります。
しかし、骨まで食べられてカルシウム補給や、APDやDHAを手軽に摂取できる魅力から、是非日常で缶詰の魚は食べてほしいところです。
料理がしやすく、無添加のものが多い「水煮」は万能選手です。
是非、食事に取り入れましょう。
日常食での「水煮缶」おすすめ7選!生活習慣病予防に!
家計にやさしくて、調理の手間が省ける缶詰は、台所を預かるものとして、救世主のようです。
しかも、栄養まで凝縮されている!
中でも、旬の素材がそのまま詰まった水煮缶は、栄養素が缶詰に封じ込まれ、さまざまな病気の予防や改善に役立ちます。
水煮缶は文字の通り、水(または薄い塩水)と素材を缶に詰めて密閉し、高温殺菌処理を行っています。
味付けがされている缶詰は、塩分や添加物などが気になりますが、水煮缶ほど安全で栄養があるものはありません。
ベースが薄味の水煮缶は、和洋折衷、どんな料理にも合います。
生活習慣病が気になる方は、缶詰を利用することで改善されることは、多くの情報が出回るようになりました。
一時市場で“さば缶”が消えてしまうほどでしたね。
一時のブームではなく、継続していくことが子供からシニアまでの健康維持になっていきます。
水煮に含まれる用語の効果
【さばの水煮缶】成長期の子供からシニアまでおすすめ!
さばの水煮の特徴は、栄養たっぷりの旬のさばが使われています。
一年中ベストな状態のさばなので、EPD・DHAなどが豊富で、血液サラサラで生活習慣病予防や、成長期の脳の発達やうつ病、認知症予防などが期待されます。
カルシウムとビタミンDの相乗効果で、丈夫な骨になります。
さばの缶詰の栄養を最大限に引き出す食べ合わせは「食物繊維」です。
それによって、やせるホルモンGLP-1の分泌が増え、血糖値が急上昇しません。
さば缶は醤油や味噌で味付けをしているものがあります。
水煮を料理するのが大変な環境にある方は、味付けされているものでも同じ効果が得られますが、味付けされているものは、塩分が多かったり添加物が入っているものが多いです。
できることなら、水煮を利用して、汁まで使った料理を作ってみてください。
水煮を簡単に料理ができるレシピを増やしていきますので、参考にしてください。
【さけの水煮缶】白身魚なピンク色であることがポイント
たらのように白身魚の仲間である「鮭さけ」
サケのピンク色の身は、食べた海老の色素で「アスタキサンチン」という成分です。
アスタキサンチンには強い抗酸化力があり、細胞にダメージを与える活性酸素と攻撃して、免疫力を高め自然治癒力を身につけてくれます。
そして、水煮缶であれば、栄養もそのままで中骨まで食べられるので、カルシウムを摂ることができます。
貧血予防や骨粗鬆症におすすめの「鮭」ですが、生鮭は塩を使用され、色をきれいにみせるために発色剤も使用されていることがあります。
鮭の皮にも栄養があるのですが、嫌う人がいます。
しかし、水煮缶ですと溶けてしまうほど柔らかいので、食べられるという方が多いです。
是非、皮・身・骨と丸ごと鮭を食べられる水煮缶を料理に取り入れてください。
【あさりの水煮缶】貝がなくても現代人に必要な栄養がいっぱい
貝類で身だけだと、栄養がないのではないか?…とよく聞かれます。
あさりの水煮にもカリウム・カルシウム・亜鉛や鉄など、様々な栄養素が含まれています。
うまみ成分のタウリンは、特に旬な時が栄養豊富になり、水煮缶では一年中いつ食べても旬の栄養を摂ることができるので、様々な生活習慣病の予防になります。
栄養たっぷりのあさりは調理法によっては流れ出てしまうのですが、水煮缶の缶汁もいっしょに料理することで、栄養を余さないで摂ることができます。
スープや炊き込みご飯などにおすすめの缶詰です。
【大豆の水煮缶】畑の肉は脂肪分が少ないヘルシーなタンパク質
豆腐に納豆と、大豆商品は加工されているものが多く市場に出回っていますが、サプリメントの過剰摂取による副作用が話題になりましたが、食品として調理された大豆を食べる範囲では心配いりません。
血管を強化し、コレストロールを減らしてくれる大豆は、肥満予防や肝機能を向上させたり、何よりも食物繊維でビフィズス菌を増やすオリゴ糖も含むので、整腸作用があります。
整腸作用は想像するよりも、体全体をきれいにリセットできます。
乾燥大豆は、水で戻す必要があり、手間がかかりますが、大豆水煮缶はやわらかく煮てあるので、手軽に調理をすることができます。
長期間保存する場合は缶詰で、数か月の保存であれば袋状の大豆の水煮でも十分に備蓄できます。
【トマトの水煮缶】栄養素が多いのは生より缶詰
サラダに生のトマトは、定番ですね。
しかし、栄養面で考えると、トマトの水煮缶の方が優れているのです。
それは流通事情があるのですが、生のトマトは青いうちに収穫され、手元に届くときに美味しそうに見える赤になるように調整されています。
トマトの水煮缶の場合、旬で一番栄養があり熟された状態の時に収穫されるので、リコピンの栄養は缶詰の方が生のトマトよりも数倍あります。
そして、ビタミンCも収穫して時間が経ってから手元に届く生のトマトよりも、加工された水煮は密閉されことで中身が酸化をしないので、缶を開けるまでビタミンCが損なわれていません。
さばとトマトの水煮の料理が多いのは、魚の臭みを消す効果とクエン酸によって、胃酸の分泌を促して食欲を増進させるのです。
トマトと油脂をいっしょに摂ることで、リコピンの吸収率がアップするので、さばの水煮とトマトの煮込みが効率のよい料理になります。
使い勝手がよい便利な缶詰7選
ツナ缶をはじめ、普段の料理でもあると便利な缶詰が7つあります。
日常では生のお肉が好きな方にとって、非常に肉類が食べられないことにストレスを感じると被災者の方から伺いました。
そして、避難生活では野菜不足になりやすくなることなどを想定し、日常でも料理に加えて慣れておくと良いと思われる缶詰を7つ紹介します。
【まぐろ・ツナ缶】何にでも合わせて美味しくて便利
サラダやパスタなど、ツナ缶を使うことが多いのではないでしょうか。
ツナ缶はマグロやカツオを水煮ではなく“油”で加工しています。
油だと体に良くないような気がしてしまいますが、その油にかつおのEPAやDHAなどの栄養が油に溶け込んでいます。
更にその油は、植物性の油でリノール酸が含まれているのです。
さばの水煮と同じように、EPAやDHAは生よりも缶詰の方が多いです。
しかし、生の秋獲りかつおに限っては、1EPAやDHAが缶詰より多いので、生のかつおは秋に食べましょう。
【野菜ジュース】料理にも使ってみましょう
野菜ジュースは栄養がないという説もあります。
栄養が破壊されて、生野菜と同じ栄養が摂れないことや、食品添加物を使用し、濃縮還元されていることなどが理由にあげられています。
熱を加えることで、生野菜と全く同じ効果ではありませんが、例にするとジュースにすることで、βカロテンは吸収率が1.5倍アップ、リコピンも吸収率は約4倍になり、ビタミンA・K・マグネシウム・カリウム・鉄・食物繊維などはジュースでも残っています。
野菜ジュースの技術も進歩し、食品添加物を使っていないジュースや、搾りたての野菜ジュースも多く売られています。
野菜ジュースを飲むことで、マイナスになるのではなく、プラス要素の方が多いので、そのまま飲むのが苦手な方は、料理に使用してみなしょう。
避難生活でなかなか摂取できない栄養が詰まっています。
【うずら卵の缶詰】小さいのに栄養満点
にわとりの卵は、毎日のように食べている方もいらっしゃると思います。
ポピュラーな食材ですが、うずら卵は家庭料理ではあまり食べる機会が少ないのではないでしょうか。
うずらの卵は、にわとりの卵よりビタミン類が豊富です。
例えば造血作用のあるビタミンB12は、にわとりの卵より5倍以上あります。
ビタミンB12は葉酸とともに働いて赤血球を作りますが、うずらの卵にはその「葉酸」もにわとりの卵の2倍以上あり、鉄分も約2倍ほど含まれているので、貧血気味の方にはおすすめです。
避難生活で卵はなかなか食べることができません。
缶詰のうずらの卵は長期間保存ができるので、お子様にも喜ばれます。
缶詰のうずらの卵を醤油に砂糖を加えて漬け込んでおくだけで、立派な1品ができますので、普段でも料理に使ってみることをおすすめします。
【チキンの缶詰】鶏肉がやわらかく煮込まれてアレンジしやすい
避難生活でなかなか食べることができない“肉類”
そんなとき、やきとりなどの味付けに加工されている缶詰は、とてもありがたい一品になります。
様々な味付けをそのまま食べるのではなく、ヘルシーでアレンジしやすいため、普段使いできるのも鶏肉ならではです。
肉類の缶詰の中では、チキンの水煮が一番料理がしやすく、味つけの種類も多いので、使い勝手がよいです。
コンビニにはサラダチキンが多く売られているように、サラダにチキンを添えドレッシングで自分好みで食べることが人気ですね。
缶詰の鶏肉煮は、パサパサ感がなく、低糖質で高たんぱくなので、使い勝手のよい缶詰です。
【コンビーフ缶詰】牛肉の塩漬けは栄養バランスがよい
ほぐした牛肉を塩漬けにして、高温高圧で加熱してフレーク状にした食品で、ミネラルなどのえいようをバランスよく含んでいる缶詰です。
疲労回復に役立つビタミンB1や、動脈硬化予防・ストレスを緩和させるパントテン酸・ミネラルであるカルシウムやリン、マグネシウム・カリウムなども含まれています。
肉の塩漬けなので、塩分が気になるところですが、避難生活では塩分不足になりがちなので、7日に1食程度であれば、心配いりません。
日常生活では、利用作用があるカリウムが多い野菜や海藻といっしょに食べるようにしましょう。
【ポークランチョンミート缶詰】少し焼くだけで美味しくなる豚肉類
ランチョンミートとは、別名「スパム」
生の豚の挽肉を缶に詰めてから、高温で加熱殺菌した缶詰です。
ちょっとだけでもフライパンで焼いて、わさびや七味唐辛子などの香辛料を使用するだけでもおいしいです。
レシピでは「沖縄のチャンプルー」が有名です。
私がポークランチョンミートやソーセージを選んだのは、避難生活では「肉類」をなかなか食べることができなくなり、長期間の避難生活を強いられると、食べられないことにストレスを感じるようになるからです。
沖縄ではチャンプルーで多く使用することから、化学調味料や添加物を使用していないものも売られています。
【フルーツ缶詰】食物繊維で整腸作用とホッとできる心理
災害時の非常食は、おにぎりやパンという炭水化物過多の生活になります。
しかし、生きていく基本では、おにぎりが一番!
溢れる食品の中で生きている私達にとって、食の制限はとてもストレスが溜まります。
そんな時、甘いものやフルーツなどを食べると、ホッとできるのでストレスが少し軽減できるでしょう。
水分・糖分の補給もでき、そして柔らかくて食べやすい、ほっとできるデザートになるのではないでしょうか?
非常食生活では、野菜に含まれるビタミンや繊維の不足で、便秘になりやすくなります。
食物繊維が多いフルーツの缶詰は、便秘にならない対策と、気持ちを前向きにするためにも好きなフルーツは用意しておきましょう。
防災食&日常食で取り入れたい“おすすめ缶詰12選”まとめ
もしもに備えておきたい缶詰を紹介しました。
避難をしなければならない状況は、不安なことが多く、食事も食べられれば良いという気持ちでしょう。
しかし、長期による避難生活になると、食事は大きな役目になります。
家を失った場合は、避難所生活になりますが、自宅が倒壊していない限り、在宅避難になり配給を受けられることもなく自力で生きていかなければなりません。
そのような自宅での避難では、より日常に近い生活をおくることで、人の心は安定します。
カセットコンロとボンベを用意して、できるだけ日常の食事に近い生活をしたいものです。
防災として、そのような状況の食事をおいしくいただく練習をしておくと、もしもの時も慌てることもなく食事の準備ができます。
長期避難になる前提で、缶詰をしようした料理も日常で取り入れるようにしましょう。
そして、缶詰はとっても優れものです。
栄養価も高いので、是非日常で缶詰を用意して料理してみてください。
その中で、お気に入りメニューができますよう、TOMOIKUではレシピを紹介していきます。
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