「台風・風水害」は事前に予測できる!最新情報を意識する

   
   
 
 

年々高まる台風・水害の危険性:事前に予測できる災害

令和元年の台風第15号で、千葉県は大きな被害がでました。

気象庁の情報でも、昭和35年の伊勢湾台風に匹敵するほどの大きさと、事前に警告していました。

伊勢湾台風も昭和35年台風15号で、令和元年も台風15号と、だいたい同じ時期に大きな台風が日本列島を横断します。

今までにない危険性を知らせるワードが多く、切迫した状況であることをとても感じました。

最低限必要なモノをどのくらい用意したか?

強風が近づいて来ると情報を得てから、どのくらい対策をしたか?

行政主導の災害対策には限界があり、自分の命は自分で守ることが大前提で、行政はサポートをする側です。

自分の身の危険の対策、生きていくための自分の備えは自分で揃える…と、事前にできることはすべて整えておきましょう

情報を得たら、命を守るための備えと対策を迅速に行うことが大切です。

最新気象情報を入手して切迫度を察知!ハザードマップで確認

同じ地域に長時間にわたって大量の雨が降り注ぐ「集中豪雨」

大気の状態が不安定になって、短時間に降る局地的な大雨の「ゲリラ豪雨」

それらは、川の決壊や崖崩れの危険を想定しなければならないですし、首都圏では、下水道の処理能力を超えれば住宅は浸水します。

ゲリラ豪雨などの急な大雨に備えるには、気象庁の「高解像度降水ナウキャスト」がとても役に立ちます。

一時間後の雨雲の位置がわかり、土砂災害や浸水被害・洪水の危険性も表示されているので、自分の位置から、どのくらいで避難したらいいのか?出先では帰路の安全が確保できるのか?などを、確認してから行動できます。

直近の降雨予報がわかるHP:気象庁「高解像度降水ナウキャスト」

風が強ければ、風に飛ばされた危険物が命を奪う可能性もあります。

新しい情報は常につかんで行動することが必須です。

あなたの居住地域の災害発生に考えられる被害の範囲や程度、避難場所などを確認するために、ハザードマップを確認しておきましょう。

ハザードマップは、各自治体で公開しています。

どこにあるのかわからない場合、国土交通省が運営している「ハザードマップポータルサイト」から入ることができます。

自治体まで導いてくれるHP:国土交通省ハザードマップポータルサイト(~身のまわりの災害リスクを調べる~)

気象庁発表の注意報・警報を把握

国土交通省の令和元年台風15号の被害状況を確認すると、とても被害が大きかったことがわかります。

令和元年台風15号の時の気象庁の切迫したアナウンスを、どれだけの人が察知したのでしょう。

ライフラインが停止し、水さえも困る生活になるのかもしれない台風が来ると、気象庁の会見では危険ワードが多く並んでいました。

気象庁や自治体が発表する危険度をまとめました。

令和元年台風15号では、気象庁発表では「特別警報」自治体発表では各所で「避難指示」が出ていました。

気象庁発表:注意報・警報・特別警報を意識していく

気象庁が発令するのは「注意報」・「警報」・「特別警報」と、3種類あります。

危険度が徐々に増していきます。

「注意報」
何らかの災害が起こる可能性がある場合
注意を呼びかけて行う予報で、「大雨注意報」「強風注意報」「洪水注意報」などがあります。

「警報」
重大な災害の恐れがある場合
警報を呼びかけて行う予報で、「大雨警報」「強風警報」「洪水警報」などがあります。

「特別警報」
数十年に一度など、これまでにない危険が迫っている場合
避難することを呼びかけていて、自宅であっても万全の準備をする必要があります。
「特別警報」が発令されたときには、すでに避難困難になっていることもあるので、「警報」の時点で、家族構成や地域性など個々の置かれている立場で、事前に判断することが必要です。
「大雨注意報」「強風注意報」「洪水注意報」などがあります。

自治体発表:避難情報を意識していく

災害による被害が拡大する恐れがあって、命の危険が迫ったときは、状況に応じて各市町村から避難勧告が発令されます。

自治体が発令する避難情報は、「避難準備・高齢者避難開始」「避難勧告」「(緊急)避難指示」と3段階の避難を促します。

「避難準備・高齢者避難開始」
高齢者・障害者・子供など、避難に時間がかかる人たちの避難を開始します。
該当しない人たちも、避難準備を始めます。

「避難勧告」
災害の発生する可能性が明らかにたかまり、被害の拡大が予想される時に発令され、居住者に立ち退き避難をすすめ、開設された避難場所などに速やかに避難をする

「(緊急)避難指示」
災害が発生する危険が非常に高いと判断された時に発令され、とても切迫した状態のため、直ちに避難をする。しかし、避難が困難な場合は、自宅でも高い場所に移動する。

海・川・山と自然の地形によって、異なる災害の種類があります。

気象庁や自治体の発令と共に、その地域で必要とされている対策を高じる必要があるので、家族間で様々なシュミレーションをして、危険が迫ったその時、どうするか?どこに集合するのか?連絡方法は?…と話し合っておくことで、脳にインプットされます。

脳にインプットされることで、人は体を動かすことができます。

地震はいつ起こるかわかりませんが、台風や大雨・強風などは事前に知ることができる災害です。

段階的に発表される注意報・警報に注意して、早めに行動しましょう。

事前に予測できる「台風・風水害」命を守るための備えと計画的対策

 

防災「4つの備え」
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はじめに

地震対策でやること“災害の4つの備え”救援物資は最低3日はない!

  1. 物の備え
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