ローリングストック法(3)備蓄品の分散収納方法!災害を想定し工夫

   
   
 
 


ローリングストック法(2)食料と日用品の注意点と2つのポイント

思った以上に多い持ち出し袋と最低3日分の食糧

自然災害はいつ起こるかわかりません。

例えば、大地震ではない豪雨での避難時、自分の地域では直接の災害はないという状況でも、流通がストップしてしまい、食品が入手できない例は多くあるのです。

災害時は1日2食とされていますが、自分で用意する場合、1日3食を考えることが多く、持ち出し袋に用意する3日分の食糧は、思った以上に多く感じられます。

まずは、カップラーメンを用意したい場合などお湯が必要です。

カセットコンロやヤカンも荷物のひとつになります。

カンパン3日分で過ごせる方もいらっしゃると思いますが、子どもがいる家族では避難所で静かに過ごさせるためにも、ある程度の食べ物の準備は必須です。

自宅で過ごす3日分の備蓄と、避難所で過ごす3日分では内容が違います。

避難所で過ごすための持ち出し袋の食糧3日分は、軽い・かさばらないなどの食糧を選ぶことになります。

そして、自宅で過ごす場合は、持ち出し袋の食糧を食べないで過ごせる3日分を用意し、状況の変化でいつでも持ち出し袋を持って避難所に移動できるようにしておきます。

その中身である「非常食」は、長期間保管できるモノを用意し、「防災の日」など1年に1回、賞味期限を確認する日を決めて補充するようにしましょう。

そして、在宅避難や、テント・車中などで過ごす場合、食品を買う→ストック→食べる→食品補充という、食品を循環させる方法であるローリングストック法で、市場が動き食品が流通される復旧までの日を過ごすのに、自宅にある食品保管について考えていきます。

備蓄品をローリングストック法で管理

ローリングストックとは、ふだんから少し多めに食材を備蓄→缶詰や加工品等を購入しておく→使ったら同量を買い足す方法で、災害時の備蓄として常に一定量の食料を自宅に備蓄しておく方法です。
ローリングストック法の記事を、合わせてお読みいただくことで、お役に立てると思います。

しかし、効率よく購入し収納しなければ、普段の食事の支度で邪魔になる…

そんな意見もありますので、備蓄品をローリングストック法によって収納する方法を紹介します。

備蓄品のローリングストック法で失敗する理由

ローリングストック法を検討し、食品を購入したものの、管理が大変と感じられている方もいらっしゃいます。

食品備蓄をもしもの時に効率よく使うことができ、バランスよく備蓄するために、分散収納方法をしてみてはいかがでしょうか。

ローリングストック法で失敗する原因は、賞味期限の長い災害用として備蓄したものを食べないで忘れてしまい、賞味期限切れで食べられなくなってしまった。

そして、普段食べているものを安売りしている時に少し多く購入して備蓄していたが、生活をして食べているうちに備蓄食品が偏ってしまった…など、失敗してしまう理由があります。

安いからと大量買いをするのではなく使ったら補充し、賞味期限が古いものは手前にする習慣をつけましょう。

もしもの時!災害を想定し工夫する

備蓄…どのように管理されていますか?

私は、玄関先・キッチン・倉庫・各部屋に用意しています。

非常用・食品・水など、分散して収納することで、もしもの時の災害であらゆること想定して分散収納をしています。

様々な災害によって被災した方々の経験を伺って、備蓄は「分散収納」をして工夫することをおすすめします。

家の被害はどの部屋がどのように受けるのかわかりません。

  • 持ち出し袋を取り出しにくい所に置いておいたために、苦労した話。
  • 台所一か所に収納してしまったために、その台所が火事や倒壊によって、食品を取り出すことができなかった話。
  • 子供が部屋に閉じ込められて、水が飲めなくて救出時には脱水症状になって危険だった話。

今まで目にしてきた大震災では、「命を守る」が何よりも大切なことはわかっていると思います。

備蓄をしても、津波で全部流されてしまった方もいらっしゃいます。

地域によって被害は様々ですが、物流が動くまで耐えるというような被害地域もあります。

いつ、誰がどのような状況になるのかわからないのですから、あらゆることを想定して、まずは備蓄をすることで、生きていくことを考えていきましょう。

玄関「非常用持ち出し袋」を用意

 

玄関にはあまりモノを置きたくないのが、本心だと思います。

そして足場がなくなることで、危険な状況でもあります。

壁に吊るすように設置したり、下駄箱や玄関用クローゼットに収納するなど、床に直置きするのではなく工夫するようにしましょう。

手が自由になる“リュックサック”に、最低限必要な一時持ち出し用として、「水・非常食・レジャーシート・ラジオ・電池・小銭・衛生用品などを用意して、玄関に設置しましょう。

キッチンでは重さで収納場所を決める

食料品はキッチンに置くモノですが、防災を意識した食品は、キッチンだけではなく分散させることも大切です。

一か所に集中させて収納してしまうと、その棚や部屋から取り出せない状況になったとき、食事をとることができなくなってしまいます。

キッチンには缶詰や乾物類を収納し、水は各部屋に分散させます。

一例です。

  • 吊戸棚
    頭より上にある吊戸棚には、カップ麺や嗜好品のお菓子など軽いモノを収納します。扉が開かない工夫も必要ですが、もし開いて落ちてきたとしても、大けがにならない「軽いモノ」を収納。
  • 床下収納
    水や缶や瓶・米など、備蓄用でも重くて長期保存できるモノを収納。
  • シンク下
    レンジ台の下にプラスチックなどでできたカゴを使用して、レトルト食品をや調味料などを収納。

 

日常、いただきながら、少し余裕のあるうちに買い足すようにします。

パントリーを設置しよう!

玄関に一番近い部屋に、パントリーを作成して、水・食品、簡易トイレやカセットコンロなどを収納しています。

私はニトリの収納家具とスチールラックを玄関横の部屋に設置して、パントリーコーナーを作りました。

家族が多いので、水煮の缶詰などケース単位で収納しています。

2~4人家族の場合は、かごや引き出しを利用して取り出しやすいように工夫しましょう。

紙コップや紙皿・割り箸などは持ち出し袋には3日分を入れて、残りはパントリーに収納しています。

カセットコンロ・キャンプ用鍋セット・紙コップや紙皿・割り箸キッチンに収納しても常に使用するものではないので、キッチンには収納していません。

ビニール袋・ティッシュなどの日用品もパントリーに収納しています。

賞味期限を意識して、手前に古いモノを…購入したら、新しいモノを奥に置くようにして収納に気をつけましょう。

物置・納戸にも防災を意識した収納を!

納戸は、建築基準法で居室として認められていない空間で、収納場所として一般家庭でも設置されることが多くなりました。

収納はすべて納戸へ…という考えもありますね。

その収納の方法も防災を意識してみましょう。

我家には動物がいるので、避難所生活は困難であると思っています。

避難所に行っても入りきらないことも考え、車中泊・テントでの生活は、誰でも考えられることです。

キャンプは昔からサバイバルを知るために息子達と練習をしてきていますが、現在は孫に経験をさせたいと思っています。

キャンプ用品は災害時に役に立つものが多く、カセットコンロが使えなくなった場合は、バーベキューセットや炭が役に立ちます。

そのようなキャンプで使用する台所用品は、外の倉庫や2階のベランダなどに置くようにしています。

各部屋に水を収納

もしも部屋に閉じ込められてしまったら…。

季節によっては、電気の切れた部屋で何時間も過ごさなければならない状況になることがあるのです。

大人であれば、外に向けてガラスを割り、2階であっても脱出できますが、小さな子どもにはなかなかできるものではありません。

救出するまでの間、水分不足で子供が脱水症状になった例があります。

各部屋のクローゼットや押し入れに数本でよいので、水だけはストックしておきましょう。

備蓄品の分散収納!賞味期限を意識する

収納方法として、賞味期限別のかごで消費する順番を決める方法もあります。

ある程度の食品を種類別に収納するのではなく、賞味期限別に分けるのです。

ひとつひとつのかごに「○月」と書いて、その食料を中心に夕食メニューを考える方法です。

そして、自宅の一部が倒壊したり、隣が火事になったなど、別室などに分散収納することで、防災食が全滅してしまうリスクを回避する方法があります。

自宅の部屋の間取りや、用意する食品も、好みでひとりひとり違います。

自分に合った方法で無駄のない収納を心がけ、習慣化するようにしましょう。

 


 

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