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非常食材から作った定食
被災して在宅避難をしている前提で、ローリングストックされている食材だけで、定食をつくりました。
日常での食器は普段の陶器の食器で食べますが、被災後に食べる様子としては、食器のまわりにサランラップを敷きました。
非常時でインスタントを使用しても、「定食」の主食、主菜、副菜の3つを上手に組み合わせると、栄養素のバランスがよくなります。
***関連記事***- 主食:主食というのは、ごはんなどのエネルギー源
- 主菜:魚や肉などのたんぱく質源
- 副菜:野菜や芋などで、ビタミンやミネラルの供給源
- 汁物:水分・栄養補給・体温を上げるので代謝が上がるの役目
ポリ袋でつくる非常食【主食】「枝豆と昆布のごはん」
ポリ袋で白いごはんを炊いて、フリーズドライの枝豆と刻み昆布を混ぜただけです。
昆布は炊くときに入れてしまっても、うま味が流れ出ておいしくなります。
非常食は、炭水化物などが多くなってしまうので、できるだけ「緑系」の野菜などをプラスするようにすると、栄養素だけではなく、おいしそうに見えるので食欲が湧き、うま味成分で脳から幸せホルモンも出るので、元気の素になります。
枝豆と昆布でビタミン・ミネラル・食物繊維と被災時に不足する栄養が摂れるので、昆布と枝豆など炊きあがりに加えて簡単に栄養素をプラスしましょう。
上記紹介した、刻み昆布・フリーズドライ枝豆・白米の詳細記事です。
火を使わない非常食【主菜】サバ水煮缶大根おろし添え
サバ水煮缶は、日常では手を加えるレシピが多くありますが、非常時では無駄に水と火を使わないという鉄則があるので、「サバ水煮缶の大根おろし添え」が一番簡単なレシピだと思います。
サバ水煮缶を器に出して、フリーズドライの大根おろしと、乾燥野菜のネギをかけるだけ。
火を使わず、そのまま食べられるのが魅力です。
日常では、生の大根やネギを使いますが、非常時では水を加えるだけのフリーズドライの大根おろしが大活躍します。
サバ缶大根おろし添えレシピ・サバ水煮缶・フリーズドライ「大根おろし」・乾燥野菜「ねぎ」の詳細記事
非常食では必ず野菜を意識【副菜】乾燥野菜と海藻の浅漬けキムチ
避難生活で一番苦労するのが、野菜が入手しにくくなることです。
道路や物流が復旧するまで、自宅に残っている生野菜と乾燥野菜でしのぐことになります。
そんな時、副菜では乾燥野菜や海藻を用意しておくと、不足してしまうビタミン・ミネラル・食物繊維が摂れます。
液状のキムチの素や、顆粒の浅漬けの素などを用意しておくととても便利です。
魚入りの「ふりかけ」や「ゆかり」などをストックしておきましょう。
今回は、顆粒のキムチ味の浅漬けを乾燥野菜とわかめでつくりました。
乾燥野菜・海藻・野菜のあじつけ調味料の詳細記事
非常食の温かいモノは代謝をよくする【汁物】インスタント味噌汁
普段の生活でインスタントの味噌汁を食べる機会はすくないですが、非常時はとても便利です。
昔のような化学調味料で作ったかのようなモノが多かったですが、製造技術の進歩によって、天然の味や風味があり添加物も極力少なくしようという試みも広がっているので、食品表示を確認すると、品質の良いモノも多くあります。
暑い日の避難生活では冷スープが飲みたいかもしれませんね。
寒い日は、あたたかくてほっこりするような味噌汁をゆっくり飲みましょう。
インスタント味噌汁の詳細記事
非常食を作ってみて、自分や家族の好みのメニューを知ることで、もしもの時は悩むことなく食事がつくれます。
「防災食の力」を普段から意識して、ローリングストックする食材を考えていきましょう。