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災害時に便利!食事で使う“料理用ポリ袋”
大規模災害は、いつ発生するかわりません。
ここ数十年で大きな災害があり、大地震が予測される日本では、防災意識の高まる人が多くなっていくのではないでしょうか。
命を守る!そして、生き抜く!
命を守るための“知識”と、その後どんな困難ことがあっても、生きていくための“食料”が必要です。
そのためにも、普段から情報を収集し、備えを意識しておくことが重要です。
大規模災害が起きたとき、その後の生活はでライフラインである電気・ガス・水道・通信などで被害を受けるので、使えなくなる可能性が大きくなります。
各機能を95%の復旧に要する目標日数は、電力が7日・上下水道が30日・都市ガスが60日と想定されています。
もしイメージされている南海トラフのような大災害の場合、それ以上の日数かかかり壊滅的とも言われています。
交通機能に被害が発生すると、流通が機能しなくなり、食べ物が入手できないことも考えられます。
東日本大震災でも数日間救援物資がない地域や、1日に水500ml・おにぎり1個・パン1個で過ごす日々。
今までは3日分の非常食を用意して欲しいと言っていた政府が、7日間に延長しています。
更に大きな災害の場合、どんな状況になるのでしょう。
自宅が倒壊しない限り、食料を備えておけば食べて生きていくことができます。
配給は家が倒壊した方々に行き渡るように、国民全員が「備え」を意識することが大切だと私は思っています。
生きていくために食料や日用品は“ローリングストック法”でモノを備え循環させましょう。
***関連記事***食事で使う道具“料理用ポリ袋”選び方
災害時に洗いものが少ないことから、水の無駄もなくなり、誰でも簡単にできるよう考案された調理法が、「ポリ袋調理」といい、一流ホテルや割烹店などで使われている「真空調理法」を、家庭向けに簡単にアレンジしたものです。
調理で使用するポリ袋は、食品衛生法等の法律に基づいて管理・検査がされている「食品用」を選びます。
「料理用ポリ袋」高密度ポリエチレンについて
食品用は、食品を入れると想定されているので、重金属など有害な物質が含まれないよう定められています。
ビニール製(塩化ビニル樹脂)の耐熱温度は60~80℃で溶けてしまいます。
ポリエチレン製のものを使用しますが、2種類あるので気をつける必要があります。
- 高密度ポリエチレン
耐熱温度90~110℃…ポリ袋料理ができる - 低密度ポリエチレン
耐熱温度70~90℃…ポリ袋料理ができない。
料理用と商品表示がされていても、「高密度ポリエチレン」を使用しないと、途中で袋が溶けてしまうことがあります。
私は、ポリ袋料理として「ワタナベ工業 ポリ袋 食品用ポリ袋 80枚入」を使用しています。
湯煎調理できる袋として販売され、厚みも0.015㎜あるので丈夫で、私は失敗したことはないので安心して使っています。
ジップロックなどの厚手の袋も大丈夫なものがありますが、必ず商品裏の注意書きをチェックして、加熱使用ができるのか…できないのかの確認をしてください。
家庭用の保存袋でも、耐熱温度100℃あるものは、大丈夫です。
しかし、厚みが薄いので、作業中の取り扱いによっては破れてしまうので、注意してください、
どんなに加熱使用可能だからと言って、直接火に当たったり、鍋の面に当たったりすると、袋破損や溶けたりするもとになります。
食品が入った袋を鍋の中で使うには、鍋のふちにビニールがあたらないように、余裕を持たせて使うことにも注意しましょう。
食品の冷蔵・冷凍から高温に耐えられる湯せん調理まで、万能で安心なビニール袋を紹介します。
災害時はポリ袋真空調理で非常食を作る5つの利点
備えに良いとされる食材を用意しても、災害時にライフラインが止まっている前提で調理ができなければ何の意味もないですね。
ポリ袋・カセットコンロ・カセットコンロ用ガス・鍋の道具さえあれば、用意しておいた水と食料で日常に近い食事をつくることができます。
ポリ袋真空調理は、食材と調味料をポリ袋に入れて、鍋で茹でるだけです。
油を使う頻度が減るので、とてもヘルシーです。
真空調理は食材に熱が伝わりやすく、短時間で柔らかく仕上がり、煮込み料理が10~15分という短時間で出来上がります。
鍋にこびりつきもなく、重いお鍋の洗いものがなくラクです。
ポリ袋真空料理5つの利点
- 油を使う頻度が減ってヘルシー
- 茹でるだけで簡単
- 熱が伝わり柔らかく仕上がる
- 短時間でできる
- 洗いものが少なくすむ
ポリ袋はマイナス温度にも強いので、日常では調理してから冷凍庫に入れ、忙しい時はそのまま茹でればよいので、とても便利です。
普段でも「ポリ袋料理」をすることによって、もしもの時に「いつものおいしいメニュー」を非常食として食べることができます。
ストックして、賞味期限が近い食材の料理は、できるだけ非常時の状況に近い状態で作ってみましょう。
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