被災生活のミネラル・ビタミン不足は深刻

大災害で避難所生活や在宅避難でも、非常食では炭水化物やたんぱく質が多いため、深刻な野菜不足からビタミン・ミネラル・食物繊維が足りず、栄養不足から体調不良になる人が多くなります。

野菜ジュースなども非常食のひとつと考えて、用意しておきたいアイテムです。

甘いお菓子も、黒砂糖を意識することで、ミネラル・ビタミンを補給できることから、紹介します。

被災生活のミネラル・ビタミン補給に“黒砂糖-純黒糖”

黒砂糖はポピュラーな調味料ですが、普段のお料理に使う方は少ないのではないでしょうか。

白砂糖の場合は、精製過程で栄養素がほぼ失われてしまいます。

黒砂糖は独特な味がするので、あまり好きではない方もいらっしゃるでしょう。

無理して食べる必要はないですが、ミネラルやビタミンを多く含んでいるので、嫌いでなければ避難生活だからこそ少量を食べるようにしたいものです。

災害時のために用意する黒砂糖は「純黒糖」がおすすめ

黒砂糖には栄養素が失われる精製は行われません。

サトウキビ本来の持つ栄養素を多く含んでいます。

その黒砂糖は製法によって2つに分類されています。

• 黒糖…サトウキビの絞り汁を加熱して、水分を蒸発させて濃縮したものを冷やして固めたもの。
• 加工黒糖…黒糖にショ糖などを加えて成分を調整したもの。

違いは、混ぜ物があるかないかです。

加工黒糖は、値段も安価で量産しやすいので多く売られていますが、純粋な黒糖は、くどい甘さではではない「純黒糖」と表示されている黒糖をがおすすめです。

被災生活で不足するミネラル・ビタミンを補う

黒砂糖には栄養素が失われる精製は行われないので、ミネラルやビタミンを多く含んでいます。

避難生活で必要なミネラルやビタミンを、甘いモノで補えるのは嬉しいです。

そして、黒砂糖の糖分は、ブドウ糖として体内に吸収され、エネルギーになります。

体液をアルカリ性に保つうえでも重要な成分であるカリウムやカルシウムも含まれ、カルシウムは100g中に240mg（牛乳200㏄1本分）と多いのです。

マグネシウムや銅、亜鉛などの体内での生理作用に有効な微量栄養素や、リン、鉄、ナトリウム、なども含まれています。

昔は、その栄養の高さから「天然の総合栄養剤」として、病気の治療薬に利用されていました。

被災生活では、病気ではないけれど、体調不良にならないように、栄養不足を少しでも補う食材を摂取していきたいですね。

黒砂糖を使っている様々な加工品もストック

黒砂糖を使っているお菓子類は、いろいろあります。

私は甘いものが欲しい時「純黒糖」をそのまま食べてしまうことも…

コーヒーに入れても、料理に使っても美味しい「純黒糖」です。

食べやすい多きさにカットされているので食べやすく、料理しやすいです。

常にストックしている「純黒糖」です。

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黒糖かりんとうは、「サクッ」とした食感と、黒蜜のまろやかな甘さが感じられる昔からあるお菓子の定番です。

かりんとうは小麦粉や砂糖を主成分とする油菓子で、昔ながらのかりんとうは、小麦粉に砂糖や食塩・重曹などを入れ混ぜ合わせた生地を棒状にして、油で揚げた後、黒糖を溶かしたものにからめています。

油で揚げるお菓子なので、揚げ物が食べられない避難生活では、エネルギーとなり非常食に向いているお菓子です。

砂糖などを多く使用したかりんとうが多いので、できることなら黒砂糖を多く使用している「黒糖かりんとう」を選びたいですね。

そして、昔から目にしていると思いますが、黒砂糖の飴。

避難所で人気があるのが「飴-あめ」

飴を舐めることで空腹感をまぎらわすことができます。

飴やキャンディなどは、甘みが口の中で長く続いてくれるので、満足感が得やすいと言われて、イライラしたり落ち込みがちの心に浸透するかのように落ち着くのだそうです。

そして唾液を出すことで、のどに対して炎症抑止や殺菌効果など、強い効果を発揮します。

甘いモノを食べることで心が落ち着き、その甘いモノを選ぶとき、少しでも健康効果があるものを選んでストックしておきましょう。
 

 

 

 

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