紙は火をつけたら燃えます。
しかし、紙コップに水を入れたら燃えません。
紙コップを鍋代わりに水を入れて、ロウソクでお湯が沸かせます。
停電・ガスが止まった!お湯がわかせない! …と困った時、思い出していただければと思います。
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被災時、便利だった空き缶
寒い季節被災をした方々が、震えながら願ったのが“温かい飲みものがほしい…”ということでした。
そんな時、自動販売機で売られているお茶やコーヒーの缶を使いまわして、寒さを凌いだ例があります。
自販機を所持していた酒屋さんが、扉を開けて下さり、被災者同士で温かい飲み物を分け合い、そしてその空き缶に水を入れてお湯をつくったりしたという話を聞きました。
普段は中身を飲んでしまえば捨ててしまう空き缶。
被災時は、立派な調理器具や食器になるんです。
外で火をおこし、大きな鍋で湯を沸かし、空き缶の中に水をいれて、お湯を飲む。
暖がとれて温かいモノが飲める…
それだけでも安堵感を得ることができます。
紙コップで湯が沸かせるワケ
紙は燃えますが、コップの中に水が入っていれば燃えず、湯が沸かせます。
水を加熱すると100度で沸騰するため、さらに加熱し続けてもそれ以上にはなりません。
紙は簡単に燃えるイメージがありますが、発火点は意外と高くて450度ぐらいです。
紙コップで使われている“水を通さない紙”に水を入れて、下から火で加熱するとどうなるか?
紙は水が入っている限り、100度以上にはならないため、火はつかないのです。
しかし、紙コップで湯の沸かし方を間違えると、湯が漏れてきます。
それは、底のふちの部分に火がずっとあたってしまうと焦げていきます。
ですから、水の入っていない部分には、火を近づけないようにします。
そして、ろうそくの火力では沸騰するまでお水が上昇しませんでした。
インスタントコーヒーやお茶ができるぐらいの70度はあるので、十分温かく感じます。
カップラーメンも食べられるような柔らかさになりました。
被災時は、体を温めるだけでも、心も体も落ち着きます。
火を起こし、お湯でもいいので、どうにか飲むものをつくるようにしましょう。
紙コップしかない場合でも、お湯はつくれますので、緊急時に思い出してくださいね。
おすすめ固形燃料と100円均一のキャンドル用
私が100円均一のキャンドルを使うのは、アロマオイルや茶香炉を使うときです。
科学的な香りが苦手なので、天然オイルかお茶の香りが好きで、セリアのキャンドルを災害用も含め常にストックしています。
12個100円なので負担にならず使えます。
でも、アロマキャンドルの火力は弱いので、災害用には一人用鍋で使う固形燃料も用意しています。
料亭などで、ひとり用の鍋に使用する固形燃料です。
火力もあり、大きさにもよりますが、一個で約30分間は使用できます。
固形燃料用の台を用意すれば、ケトルでお湯も沸かせますし、小さな鍋で料理もできます。
カセットコンロを用意するのが大前提ですが、カセットコンロのガスか切れた時や、料理に使えるカセットコンロのガスの消費を減らすためにも、お湯を沸かすだけであるならば、固形燃料で十分使えます。
その固形燃料の台(五徳)になるものがあります。
収納時には、折りたためるので10cmx7.7cmx2.3cmと手のひらに入ってしまうほど小さいです。
固形燃料も小さいため、避難移動するときに便利なので、非常用避難袋に入れておくととても便利です。
おすすめ!災害非常用「固形燃料デュアルヒート」
固形燃料の中でも火力があり、おすすめしたいのが、災害非常用「固形燃料デュアルヒート」です。
固形燃料の缶の上に台(五徳)を乗せて、極小缶でも約1時間・小缶は約2時間も燃焼するので、とても便利です。
私は2時間使用できる小缶を、50個ほど用意しています。
カセットコンロのガスが1本約40分として50本・鍋用固形燃料が30分で100個ほど用意しているのですが、両方の燃料が切れたら、炭や廃材・草木を使用することになります。
100円均一に行っては鍋用固形燃料を買い、ホームセンターでは毎回カセットコンロのガスを買う…と、コツコツ購入しているので、家計の負担になりませんでした。
自然災害を止めることはできません。
首都直下型地震や南海トラフでは、命があればそれで十分…しかし、生き残って自力で生きていくには、食べなければなりません。
食べていくために、火を起こし、食べる食材が必要です。
当サイトでは一か月以上の準備を…と呼び掛けていますが、私は最低3か月の用意が必要とも考えています。
そのくらい…それ以上の期間、ライフラインがストップし、食べ物が流通されない可能性があると思っています。
小さな孫や高齢者・そして動物達を守るため、できる準備はしておきたいと思うのです。
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