地震や台風などの水害はいつ何が起こるかわかりません。
その時、あなたが家にいるとは限りませんね。
車に乗っているかもしれません。
水害が起こりそうな時は、外出しないで自宅をできるだけ守れるようにして、避難所に移動することをお勧めします。
しかし、地震はいつ起こるかわかりません。
車中で地震!その瞬間どうするか?
車中で水害に遭い、その後どうしたらいいのか?
その瞬間とその後の行動の注意と、必ず車に備えていきたい防災グッズを紹介しています。
Table of Contents
地震!水害!その時「車」に乗っていたら?
台風や大雨の場合は、予想を立てて行動することができますが、大地震だけは予測ができません。
車での移動中、大地震!
私たちは東日本大震災で津波の脅威を、まざまざと知ることになりました。
その脅威は想像を超えるものであり、海沿いでなければ大丈夫という想定を覆したものでした。
津波というイメージは…
孫は、サーフィンなどで見られる高波を想像していたと言っていました。
壁のように海の全体が高くなり、波の威力は容赦なく様々なモノを押し流している…。
そんな波の高さも、直下地震や南海トラフ地震では、東日本大震災の数倍の高さになるであろう津波。
地域によっては高さ30mを超えると言われています。
その時、あなたは何処にいるのでしょう。
様々な場所で避難することを想定しておくことは、辛いことかもしれませんが、その避難経路のシュミレーションが、きっとあなたや愛する家族の命を守ることになると思います。
車による避難はシュミレーションをしておく
大地震、崖崩れ、川の氾濫…
そんな時、あなたはどう行動するか?とシュミレーションをしたことがありますか?
人間はシュミレーションをしたことが「ある」と「ない」では、自分の命を守る冷静な判断が「できる」と「できない」に分かれてしまいます。
車で走っていて、もし大地震があったら…水害にあったら…と想定し、避難行動をシュミレーションしておくことで、高台や高層ビルなどの避難場所イメージができ、帰宅経路なども考えられます。
無理して帰宅しようと危険な場所を通過することで、命を落としてしまうことになりかねません。
家族が心配で急ぐ気持ちは痛いほど理解できますが、まずは「自分の命」を守りましょう。
災害!もし車に乗っていたら…注意する避難行動
通勤だけ車を利用している場合、その地域の道の状態は把握しやすいです。
渋滞したときちょっと遠回りでも帰宅しやすい道、大きな川がありどの橋が危険なのか?など、危険な状況を比較的イメージしやすいですね。
しかし、レジャーに出かけたり、仕事の営業で様々な道を通る場合、地域の危険性を把握するのはとても難しくなってしまいます。
とにかく高台へ!高層ビルへ!ということに変わりはありません。
冠水した道、ガード下や立体交差で掘り下げ式になっているアンダーパスを走らないようにしましょう。
豪雨の時、アンダーパスで立ち往生している光景を見たことがあると思います。
渋滞に巻き込まれ、低い位置で停車していると、危険に巻き込まれてしまいます。
水深30㎝で、マフラーの排気口でブレーキがきかなくなることがありますし、エンジンが止まって走行できなくなります。
冠水した道、ガード下やアンダーパスを通過するとき、「ちょっとの時間だから大丈夫だろう…」と油断してしまうと、短時間で水位が上がるので、遠回りしても危険を感じた時は避難しながら帰宅することを考えましょう。
そして、渋滞に巻き込まれ、急激に水位が上がって、車が水に浸かってしまい動けなくなった場合、ドアが開かない場合があります。
水位が上がると水圧でドアが開きませんし、水が床面を超えると車が浮いて流されてしまいます。
そんな時のために脱出用ハンマーを常備するようにしましょう。
車の工具といっしょに、トランクに入れちゃダメですよ!取り出せませんから…
ダッシュボードなど、運転者がすぐに取り出せる場所に用意しておきましょう。
もしくは有料になってしまうかもしれませんが、駐車場に乗り捨てることもひとつの安全行動になります。
何よりも、大地震時に津波が来る高さ以上高い場所に逃げることが一番です。
車を置いて「徒歩で避難」高台へ!
東日本大震災の津波のように、大きな津波になっている場合、数㎞離れた場所にいるから大丈夫?…と思って、車に乗ったまま帰宅する行動が危険なことが多くあります。
自分が行動する範囲のハザードマップを確認して、津波が届いてしまう場所なのかどうかは、事前に確認しておきましょう。
もし、津波にのみ込まれる可能性がある地域であるならば、高台や高層ビルに避難しなければなりません。
車を乗り捨てることは、とても勇気が必要です。
そして、「カギをつけたまま避難する」という決まりから、もしかしたら車が誰かによって奪われてしまうかもしれない…という不安はつきまといます。
しかし、何よりも“命”が優先。
非常時の交通状況から救急車が通れず、あなたの車が他人の命を奪ってしまう可能性があることを考えて、勇気をもって車のカギをつけたまま避難してください。
災害の規模によっては、車を置いて徒歩で自宅や避難所に向かうことになります。
東日本大震災発生時の内閣府の調査では、自宅まで10㎞未満ではほぼ帰宅が可能だが、20㎞を超えると帰宅が困難になる可能性が高くなるということが分かりました。
帰宅できる距離には年齢や身体的なことなど人によって差があるので、自分の体力を把握しておくことが大切です。
「危険!」
そう感じたら、とにかく避難しましょう。
結果的に、無駄だった…そこまでする必要がなかった…ということになるかもしれません。
しかし、「命」を守る避難行動に無駄などないのではないでしょうか。
命があって、愛し守るべき人と安否確認ができるのですから…。
車の防災グッズ選びの考え方-防災グッズ15選
自宅で用意する非常用の防災グッズは、ライフラインが止まった時にどのように生活するか?と、置き場も重要ですがまずは「生活」ができることを中心に考えます。
避難するときの非常用の避難グッズは、軽量で如何に効率よくひとつの荷物にするか?と、最低3日の食料(できれば7日)と生きていくための最低限の生活用品を考えて用意します。
では、車の防災グッズは、どのようなことを想定して準備をするのか?
車の整備をする道具は、車に積んでいると思いますが、今回は人が生きるための準備のものを中心に考えていきます。
車に積んでおく防災グッズでは、荷物の重量が大きくなればなるほど燃費が悪くなるため、なるべく軽いモノを選ぶようにしましょう。
必要なものは、車から脱出するハンマーと携帯非常用セットです。
【携帯非常用セット-基本の防災グッズ15選】
- ハンマー&マルチツール…危険回避できるツール
- ラジオ…情報は命を守る行動判断する
- 水・飲料水…携帯用の小さなボトルと、車中に大きいボトルを用意
- 非常食…バランス栄養食:お腹が減ったときのモノ
- 甘いモノ…飴やガムなど(常に口に含めるモノ)
- 懐中電灯…ヘッドライトであれば両手が自由になる
- レインコートなどの雨具…水害時には必要
- 軍手…薄いタイプの軍手
- 絆創膏など…避難時は小さなケガが絶えない
- ティッシュ…様々な場面で必要になる
- ウエットティッシュ…衛生用品として必要
- 簡易トイレ…いつどこでもトイレが使用できると限らない
- 消臭袋ビニール袋…尿や便をした後に必要
- 大きなビニール袋…雨具・トイレ時の目隠し・防寒着・敷物など
- シガーソケット利用充電池…車中から脱出するとき、充電は100%で!
100円均一で準備できる防災グッズが多いため、別記事を用意しています。
100均一で売られているもので十分ですので、アイテムの確認をして、車中に常備しておきましょう。
車での危険災害:ハンマー&マルチツール
運転中に巨大地震などの自然災害が発生したときは、車を安全な場所に止め、車載テレビやラジオ、スマートフォンなどで情報を収集し、その後の行動を冷静に判断します。
そして、危険が近づいて来て車移動が困難であると判断したときは、車を乗り捨て、必要な携帯防災グッズを持ち出して避難します。
車の車中にガラスを割るハンマーや防災用品を常備しておけば安心感が高まります。
命を守るために必要な防災用品を優先する意識を持つことが大切です。
車に水が入ってくる頃には、扉が水の圧力で開かなくなっています。
雨が降っているために、窓は締め切っている状況で、扉が開かなくなっているということは、車に閉じ込められているということです。
水が車中にどんどん入り込んでくると、もうどうにもなりません。
たった1つの工具が、あなたの命を守ります。
緊急脱出ハンマー & マルチツールとして、アマゾンで749円だったので、我が家の車には1台1つダッシュボードに入れています。
詳細:めちゃ×2売れてるッ これは便利 緊急脱出ハンマー & マルチツール 15機能
マルチツールなので、シートベルトを切ることもできますし、様々なトラブルに対応できます。
車中による緊急避難時、情報収集に欠かせないスマホの充電など、シガーソケットを使って活かせる防災グッズが多くあります。
100均で揃えた携帯用ポーチは常にバッグに入っているので、車用と揃えておくのは、学童と幼児の孫達がいるので、トイレに関するものが多く車に積まれています。
遠出をする車には、水も2リットルが6本入っているケースを1箱。
犬がいるので、犬用のものも用意しています。
家族構成や用途によって、揃えておくものは各家庭によって違ってきますね。
そして、四季に合わせて暑さ寒さで防災グッズも、車中に用意しましょう。
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