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被災者が避難所に入れない
大都市の人口の約7割の方が、マンションなどの共同住宅に住んでいます。
その方々も様々な情報通り、被災をしたら「炊き出しなどの援助を受けられる避難所に行けば、何とかなるんじゃないか」と思っていませんか?
避難所のほとんどが小学校や中学校などが指定されていますが、その学校周りの方が全員押し寄せても、学校内にすべての人は入り切れません。
マンションは耐震・耐火化が進んでいるために、震災が起きても倒壊や延焼のおそれが少ないとされています。
そのため、マンション住民は避難所には入れないと思っていただいて間違いないと思います。
マンションそのものが倒壊などの理由で、住める状態にならない限り、マンション住民は自宅で避難生活をするように指示されます。
避難所は、木造などの一戸建てで全壊・半壊してしまい、自宅で生活できない人が優先されます。
東日本大震災などの日本で起きたほとんどの災害時、避難所が足りず自宅や車中・野外で避難生活をされた方が多かったのが現状です。
支援物資などは指定の避難場所に入ってきますが、マンション住民や自宅避難の方のための数は足りていないというのが現実です。
まして人口密度が高い都市で、被災者全員の食料が足りるとは到底思えません。
避難所に入れず、救援物資もない…という状況になる方が多くいるのです。
一次的な集合場所として避難のために“避難所”に行くことはあっても、家が安全に住める状態である限り、避難所生活はできません。
避難所に入れないことも念頭に置いて、備えについて考えていかなければならないのです。
その覚悟を前提に、必要な食料を事前に備えておくことが必須になります。
このサイトでは、そのような状況を前提に“食”について綴っています。
地震の防災では備蓄がないと不安
“避難所に入れないなんて不安”と思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、精神的・衛生的にも自宅で生活をする方が、負担は少なくて済みます。
何が不安かといと、食料のことが一番先に頭を過ると思います。
救援物資や炊き出しが援助が受けられないことの不安です。
しかし、その準備さえ十分にしておけば、心身共に負担が少ないのではないでしょうか。
何よりも、今まで過ごしていた生活パターンを維持できることが一番なのです。
そのために、備えが大事であることは、想像できますね。
私は最低30日間、自宅で過ごせる食料を備えています。
食材の特徴とローリングストック法を取り入れることで、30日間は余裕でストックできます。
そのためのレシピも用意していきますので、日常の食事でも非常時につくれるようにしてみませんか?
避難所生活は、その場にいなければ生命維持ができない究極の場所です。
自宅で避難生活ができるのであれば、それほど心強いことはないのです。
ただ、自らを守る備えを意識する。
それだけで、被災後も生きていかれるのですから…。
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