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緊急地震速報の数秒で運命が変わる
半音を交えた危険な音「緊急地震速報」
その瞬間に、人はどのような行動をしているのでしょう。
私は愛犬の頭と体にひざ掛けをかけて、じっと動かず様子伺いをするだけでした。
孫はママのお膝の上でじっとしている…
大切な人や動物をそばに寄せて、様子を見ることしかできない数秒です。
現在はストーブをつけていないので、火の始末はないけれど、いったいどのくらい身の危険を守ることができるのでしょうか?
学校の避難訓練では、机の下に潜り込み最優先に頭部を守ることを学んできています。
しかし、地震の揺れている最中の映像を見ていても、TV局の方々もデスクの下に頭を守るような行動をとっているわけでもなく、恐怖の中で様子を伺っているというのが現実のようです。
何も起きなかったったら、とても恥ずかしさを感じる姿です。
でも、大きな地震がきたならば、何よりも「命を守る」行動になります。
もし、この場で大地震がおきたら…というシュミレーションが大切なのだと思います。
安全な確率が高いのは「三角スポット」
その机の下に隠れるという避難スタイルに疑問があるとのことなのです!
「三角の救命スポット」(Triangle of Life)と名づけられていますが、この三角地帯にいる事で高確率で救命が可能性があることは、世界中のテレビで既に報道されているとのことです。
私は、これまでに60カ国で875軒の倒壊した建物にもぐり込み救命活動した経験があります。すべての大きな被災地の現場で目撃した結果、地震の際の最も安全な地帯は、三角に空く隙間だという事です。
アメリカン・レスキュー・チーム・インターナショナル(ARTI)、隊長ダグラス・コップ
一般的に机などの下にもぐるという教育を受けてきましたが、建物が倒壊した時、机や車の中に入った場合には、ほとんどがつぶされてしまうのです。
家具、タンスやベッド、ソファー等の「横の方が安全」です。
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猫や犬は本能で警戒時には、身を低くしして丸くうずくまるような姿になりますが、
人間も同じように家具の横で、頭を守りできるだけ小さく丸くうずまる方がと良いとのこと。
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車の中にいた場合は、ほとんど助かることがない例として、
サンフランシスコで起きた大地震の際、
ニミッツ・フリーウェイ(橋)を車で走っていた人たちは、
ほとんど車の中にいて、絶望的だった報告があります。
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車の中にいると上からものが落ちて来た時に完全につぶされてしまうのですが、横にいると三角に隙間ができて、助かる率があがります。
車を降りて車の横にいたなら、生存率はもっと高かったという結論です。
避難のシュミレーションをしておくことで、この場所ではこのような行動!…と、情報を収集しておくことも大切なことなのですね…
机の下しか避難場所がない場合だってあります。
瞬間の「危険回避能力」があなたや家族の命の行方を決めていくのです。
上記4点:画像出典:blogimg.goo.ne.jp
※追記-三角スポット弱点について
「三角スポットに避難することが一番」と考えてしまう危険性もある!
三角スポットに避難することが一番とだけを考えてしまうのは、とても危険であるという考え方もあります。
角スポットには弱点があるのです。
身を守るために壁にしていた家具が動いてしまった場合、逆に家具に押しつぶされてしまうということです。
東日本大震災では、実際に大きな家具が飛び交ったと言う証言があり、経験のない人が想像できるような地震の揺れではないのです。
頑丈で重量のあるモノ(家具など)を壁にして三角スポットにしないと、危険もあります。
家ではどの部分が頑丈であるか?
各部屋の家具の配置の点検が必要ですが、寝室などは三角スポットがほとんどないと思います。
私たちは寝室にいる時間が約1/4はあるのですから、まずそこから考えてみましょう。
ヘルメットを寝室に置いておくのも抵抗を感じます。
布団のまわりには何もないから安全と思いがちですが、もし天井が剥がれ落ちたら?…と想像してみてください。
頑丈なトレイを布団の下に挟んだり、ベットのサイドテーブルにトレイを置き、その上にオブジェや目覚まし時計などを設置してもいいと思います。
地震!トレイを頭に乗せて布団をかぶるだけでも衝撃を軽減できます。
裸足で寝ているのだから、厚手の靴下や100円均一の安物スリッパでもいいと思います。
常に置いておける非常時の履物があると、貴方を守るものになると思うのです。
出先で何か合った時のために、私はいつもカバンの中に「災害用の防災グッズ」を入れています。
過去記事:災害時の命を救う携帯道具「マルチツール」を用意!男はシンプルで女はかわいいモノ!
出先で何かあった時の最低限必要なものだと思っていて、サイズ:9.5×6.5×3cmととてもコンパクトで1,500円前後なので、邪魔にならず、ライトや笛など身を守る「SOS」用品では安価だと思っています。
通勤通学時の非難方法は確認できていますか?
避難訓練を真面目にしたことがありますか?
私は子供の時、避難訓練は面倒くさいと感じたことがありました。
大人になって「自分で災害を想定して想像し対策を立てる」ということが、もしもの時に早くに脳が判断し動けるのだと思いました。
子ども達との旅行ではホテルに泊まる時、子ども達といっしょに非常階段などを確認する癖がつくようにしてきました。
時が流れ、子ども達が自分の家庭を持ち子供が生まれ、今年、孫達といっしょに旅行をした時に、息子と孫達で同じように避難経路を確認しているのを見て、「命を守る」という思考回路が伝わっていたのだと安堵しました。
日本で大きな地震などの災害で、辛く大変な思いをされている方たちがいます。
その方達が発信されている教訓を、私達は学ぶべきと考えます。
はじめに
■ 地震の多い日本!自然の営みは“豊かさと残酷さ”の裏表一体
- 地震発生その瞬間
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■ 緊急地震速報!安全確率が高い場所は「三角スポット」机の下の避難じゃない? - 台風・大雨の災害
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